lochtext

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「魔法使いの夜」プレイ終了

たまにはノベルゲームも悪くないかと思ってメロンブックスで手に取ったんですが、予想外に楽しめました。

魔法使いの夜 通常版

魔法使いの夜 通常版

もともとノベルゲームは苦手で、読みにくくて挿絵の多いライトノベルでしょ? くらいの認識しかなかったのを大きく変えてくれる作品でした。各所でも言われている通り、演出が力入りまくってる。なんでこれアニメーションしないの……と思ってしまうくらい絵が動く動く。それも「単に動く」んじゃないんですよね。テキストとの合理的な連携、計算づくの動きをしてくれる。全編オートプレイで通したノベルゲームは「魔法使いの夜」が初めてでした(Fateあたりはデータ解析からテキスト抽出してテキストだけ読んでたからね……)。

ゲーム,小説がアニメという完成形への途中だと言われている気がして。そうじゃないんだ,これで完成形なんだと,胸を張って言える世界を作りたかった。自分自身が本当に楽しめる作品が,よそから生まれ続けるためにも。「何かの代用品」ではない,「ADVにしかできない」ものにチャレンジしたかったんです。

4Gamer.net ― TYPE-MOONの原点を辿る「魔法使いの夜」インタビュー。奈須きのこ&こやまひろかず&つくりものじ氏の3名に聞く,ノベルゲームの未来と可能性

たしかにこの作品は、ノベルゲームという形でしか表現できないものになりました。アニメ化はいずれするのだろうけど、それはこのゲームとしての「魔法使いの夜」とは全く別の作品になるでしょう。小説とも、アニメとも、マンガとも違う表現を探し続けた「ノベルゲームへのこだわり」が、ようやくひとつの形になって現れたのかなと思います。

シナリオそのものはすこし古臭いジュブナイル×きのこ風味、という期待通りの内容でした。分量が足りないと各所で言われているような気がしますが、自分にとっては全くそんなことはなかった。ふだんノベルゲーをプレイしないからかもしれませんが、製作者の意図通りに作品を楽しめたことが大きかったのかなと思います。テキストを自分好みの速度に微調整するまでは辛かったですが、慣れるとオートプレイがいちばんおもしろい。疲れますが……。

かなりお腹いっぱいですが、とりあえず次回作を待ちたいと思います。それまでたぶんノベルゲーはプレイしないんじゃないかな……w